米投資ファンドKKRが日立工機を買収へ=関係筋

米投資ファンドKKRが日立工機を買収へ=関係筋 | ロイター

米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)(KKR.N)は日立製作所(6501.T)の子会社で東証1部上場の日立工機(6581.T)を買収する見通しとなった。関係筋が明らかにした。

28日付の日本経済新聞朝刊によると、買収額は1500億円を超える見通しという。

日立製作所は同日、「日立工機の譲渡も含め、事業強化に向けてさまざまな検討を行っている」と発表した。
関係筋によると、早ければ来月にも合意する。

日立の東原敏昭社長兼CEO(最高経営責任者)はこれまで、IT(情報技術)と組み合わせて効果が出る事業は取り込み、それ以外の非中核事業は切り離す方針を繰り返し示している。

日立工機の株価は前日比190円高(+15.16%)の1443円で前場の取引を終えた。

市場では「TOB価格へのプレミアムを期待した買いが入っている」(国内証券)との声が出ていた。

Posted by ロイター 2016年12月28日 12:56 JST