イケブン花火工場爆発 来年用花火試作中か 地面沈み込む衝撃

<藤枝・工場爆発>来年用花火試作中か 地面沈み込む衝撃 | 静岡新聞アットエス

藤枝市寺島の花火製造会社工場敷地内で12日午後にあった爆発によって社長(52)と従業員の女性(43)が全身に重傷を負った事故で、同社従業員が事故当時の様子について「来年4~8月に打ち上げる予定の試作品を社長自ら作っていた」と話していたことが13日、関係者への取材で分かった。

志太消防本部は2人が屋外のテントで釜状の機械を使って、火薬の調合をしていた時に爆発が起きたとみている。
機械があった場所のアスファルトの地面が沈み込むほど大きな衝撃だった。
直径43センチで深さ5センチの丸い穴ができていた。機械はちぎれるように割れた状態だったという。
藤枝署と同本部は同日行った実況見分をもとに事故原因の究明を急いでいる。

同本部によると、救急隊に対して社長は「失敗した」と話していた。
同署と同本部は作業中のミスが事故につながった可能性があるとみて原因を調べている。
何らかの原因で火薬に引火して爆発した可能性が高い。

県警は火薬などを持ち帰り成分などを調査している。
同署は業務上過失傷害容疑を視野に同社の安全管理についても調べる方針。

Posted by 静岡新聞アットエス 2016/12/14 08:00