長岡花火は慰霊花火?

長岡花火(長岡まつり協議会) | 2015年5月26日

幹事長です。
5月23日(土)午後1時30分より、長岡戦災資料館の3Fで長岡空襲体験者5名の方の講演がありました(画像をご覧下さい)。
会場いっぱいの皆さんが集まられ、立ち見の方が出る程でした。
私は、長岡戦災資料館の運営委員でもありますので最後まで立ったままで拝聴させていただきました。
空襲の悲惨さ、その後の辛い生活の話など赤裸々に語っておられました。
参加者が多いのもさることながら、マスコミ関係者がたくさん取材に来ていたのにも驚かされました。
空襲(敗戦)70年の節目の年とはいえ、地道に続けて来た慰霊・平和への活動が認められ感謝です。

先日、大型花火スポンサーの皆さんとの協議が行われました。
その中で「長岡花火はいつから慰霊の花火として打上げていたのか?」との質問に、私は「昭和22年の第2回長岡戦災復興祭の花火打上げからです」と答えました。
昭和21年の第1回長岡戦災復興祭を主催した長岡商工会議所の当時の会頭、駒形十吉氏は開会の挨拶の中で『以て犠牲者の霊を慰めたいと考える』とはっきり訴えておられます。
その翌年に戦後初めて打上がった長岡花火も当然慰霊の気持ちで打上げたと考えるからです。
14年前に長岡まつり協議会実行委員長に就任した際には、長岡まつりの原点である慰霊の気持ちがほとんど風化していました。10年以上の年月をかけてようやく慰霊・世界の恒久平和との想いがクローズアップされる様になりました。
一部の方から「慰霊で花火を打上げているつもりはない」と言われても私としてはその想いを変えようとは思っておりません。
今年も長岡花火の平和祈願と慰霊の想いを打上げます。
2015年5月26日

Posted by 長岡花火(長岡まつり協議会)