長岡花火 慰霊花火「白菊」の名称を使用中止、商標持つ嘉瀬煙火工業「使うなとは言っていない」と反発


慰霊花火「白菊」の名称、使用中止 商標持つ企業「使うなとは言っていない」と反発 | 新潟日報モア

8月2、3日に行われる長岡まつり大花火大会を主催する長岡花火財団は、両日に上げていた白一色の慰霊の花火「白菊」の名称を使わないことを決めた。
打ち上げは続けるが、名称は2015年まで使われていた「慰霊と平和の祈り」に戻す。
白菊が16年に商標登録されたことから、「コンプライアンス(法令順守)の問題もあり、白菊の名前を入れることはできないと判断した」と説明している。

長岡空襲が始まった8月1日午後10時半に合わせて上げる花火も「白菊」の名称を使わない。

白菊は、花火師の嘉瀬誠次さん(96)が終戦後に旧ソ連で捕虜となり、シベリアで抑留された際に亡くなった戦友のために、1990年にロシアのハバロフスク市で打ち上げたのが始まり。

2003年から、長岡空襲犠牲者の慰霊の意味を込めて8月1日に打ち上げている。
16、17年には大花火大会の冒頭の花火を「白菊」として上げた。

嘉瀬さんが社長を務める嘉瀬煙火工業は、16年6月に白菊を商標登録した。
財団は17年になって登録を知ったが、17年夏の花火の準備が既に進んでいたため名称はそのままとし、今夏から「商標を侵害することはできない」(樋口勝博専務理事)と使用を控えることにした。

これに対し、嘉瀬煙火工業は「当社から、白菊の名称を使うなとは言っていない」と反発。
「財団が決めることではない。白菊を楽しみにしている市民の声に委ねたい」としている。

Posted by 新潟日報モア 2018/06/02 09:09