第9回国際香りのばら新品種コンクール
長岡市の国営越後丘陵公園は、2013年度に募集した「第9回国際香りのばら新品種コンクール」の受賞品種を発表した。
新品種のバラの「香り」を重視して審査するコンクールで、国内を含む7カ国24人から計68品種の応募があった。国営越後丘陵公園内での2年間の生育を経て、昨年春と秋に審査が行われ、4系統の品種区分ごとに入賞を決めた。
最高得点の国土交通大臣賞には、米国から応募のあった白色で半剣弁咲きの「シュガー・ムーン」が選ばれた。このほか、安田祐司さん(埼玉県)と木村卓功さん(同)の2品種が金賞を受賞した。
「香り」の得点が最も高い知事賞を獲得したのは中島均さん(岐阜県)の「エターナル」。濃厚なアプリコットの香りや甘い蜜の香りと、上品な花らしさのバランスが良い豪華なブルーローズの香りが特徴だという。同品種は来園者の人気投票でも最多得票を獲得し、長岡市長賞も受賞した。入賞作は5月28日から開く「香りのばらまつり」で公開される。