春のZEKKEIアワード~プロカメラマンが絶賛する、世界に伝えたい日本の絶景~
十日町市の「美人林」選出
東日本の部
・美人林 びじんばやし(新潟県十日町市)
・松岬公園 まつがさきこうえん(山形県)
・小湊鐵道 こみなとてつどう(千葉県)
・羊山公園・芝桜丘 まつがさきこうえんしばざくらのおか(埼玉県)
西日本の部
・海津大崎 かいつおおさき(滋賀県)
・吉野山 よしのやま(奈良県)
・姫路城 ひめじじょう(兵庫県)
・御輿来海岸 おこしきかいがん(熊本県)
美人林 びじんばやし(新潟県十日町市)
名前にインパクトのある「美人林」は、松之山の一角に生い茂る樹齢約90年のブナ林。
すらりとした立ち姿が美しく、いつしか「美人林」と呼ばれるようになりました。
残雪と芽吹き始めたブナの若葉とのコントラストが美しく、この時期限定の光景として選出されました。
見ごろは、4~5月。
昭和初期、木炭にするため全て伐採され裸山になりました。
ところがあるとき、この山のブナの若芽が一斉に生えだし、ブナ林が野鳥の生息地として見直され、美人林が保護されるようになりました。(外気より気温が2℃低いと言われております)
住所:十日町市松之山松口1712-2付近
小湊鐵道 こみなとてつどう(千葉県)
桜と菜の花と列車のコラボレーションは他ではなかなか見られない絶景。
絵本に出てきそうなかわいらしい光景は海外では珍しく、日本ならではの光景だという点が選出理由です。
なんと、この菜の花は沿線に住む住民の方々がボランティアで植えているのだそう。夜にライトアップされた景色もまた、魅力的。
見ごろは、3月下旬~4月上旬。
松岬公園 まつがさきこうえん(山形県)
日本の春といえば、桜。
米沢城は、伊達政宗が生まれたお城で、江戸時代には上杉謙信が城主だったお城として有名。
その米沢城の城址につくられた松が岬公園は、1874年に市民に開放された公園です。
歴史あるスポットだけに、100年を越す古木が多いのが特徴。
ライトアップされてあでやかに咲き誇る桜と赤い橋が水面に映る様子が大変美しく、日本的な桜として世界の人に親しんでいただきたい、というのが選出理由となりました。
桜の見ごろは、4月中旬~4月下旬。
羊山公園・芝桜丘 まつがさきこうえんしばざくらのおか(埼玉県)
春のお花は、桜だけではありません。
芝桜のパッチワークは、ピンクのグラデーションがとてもかわいらしくてフォトジェニックな光景です。
加えて、峻険(しゅんけん)な武甲山との組み合わせがまた美しく、世界の人に来てもらいたい絶景として選ばれました。
見ごろは、4月15日~5月8日。
海津大崎 かいつおおさき(滋賀県)
海津大崎は、滋賀県高島市マキノ町海津にある岩礁地帯。
琵琶湖岸4kmにわたり、樹齢70年を越える老桜から若木まで約800本の桜が並びます。
遠くに見えるのは竹生島。ピンクとブルーの幻想的な光景として選ばれました。
見ごろは、4月中旬。
吉野山 よしのやま(奈良県)
約3万本と言われるシロヤマザクラが咲き誇る桜の名所。
花見のためではなく、信仰の対象として平安時代から植えられるようになりました。
このように山いっぱいに桜が咲く場所は、日本唯一かもしれません。
見ごろは、4月上旬~4月中旬。
姫路城 ひめじじょう(兵庫県)
ソメイヨシノ、シダレザクラなど約1000本の桜と世界遺産に登録されているお城の組み合わせは誰もが息をのむ、世界に誇る絶景。
いろんな角度から楽しむのもお薦めです。
見ごろは、4月上旬。
御輿来海岸 おこしきかいがん(熊本県)
最後にご紹介するのは、ここは日本!?とびっくりしてしまうくらい神秘的な光景。
1枚目のように干潮と夕日が重なる日は1年のうち10数日しかありません。
太陽の沈む位置は刻々と変化しますので、見られる景色も毎回変わります。
この奇跡の一瞬を求め、アマチュア・プロ問わずカメラマンが全国各地、さらには世界中から訪れます。
直近では、4月11日(月)、12日(火)、5月11日(水)に干潮と夕日が重なると予測されています。
Posted by ~日本の絶景を世界へ~ ZEKKEI Japan