『夢は牛のお医者さん』が、絵本と小説になりました

夢は牛のお医者さん

夢は牛のお医者さん

『夢は牛のお医者さん』が、絵本と小説になりました

6月末、絵本&小学館ジュニア文庫、2冊同時発売!
2014年春に単館上映からスタートし、その後数々の映画賞を受賞し、大きな感動を呼んだテレビ新潟(TeNY)製作の映画『夢は牛のお医者さん』が、書籍(絵本とノベライズ小説)になりました! 映画のメッセージ“夢をあきらめない”を、全国のこどもたちに届けます。

『夢は牛のお医者さん よろこびもかなしみも夢になる。』小学館ジュニア文庫

赤羽 じゅんこ(アカハネ ジュンコ) / 著
宮尾 和孝 (ミヤオ カズタカ) / 絵

・判型:新書判
・ページ数:192頁
・定価:756円(税込)
・対象年齢:小学中学年~

本書は原作映画を完全ノベライズ。さらに、新たに独自の取材を加えて、獣医師となった主人公が歩んできた長く険しい道のり、そして未来へと続く道を丁寧に描いていきます。
家族、友人、教師、そして四季折々の厳しくも優しい自然に育まれた少女は、いかに命と向き合いながら夢を叶え、さらなる夢を追い続けているのか。命とは、夢とは、そして家族の絆とは? 子どもたちが生きるうえで知っておかなければならない大切なことが、この物語には全部詰まっています。
文章は、児童文学作家赤羽じゅんこ氏。『がむしゃら落語』(福音館書店)で第61回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞)するなど、こどもの心のひだや情景を丁寧に描いた作品に定評があります。そして、表紙と本文のイラストは、宮尾和孝さん。『チームふたり』(学研)、『デビクロくんの恋と魔法』(小学館)などで児童書、文芸書ジャンルを問わず引っ張りだこのイラストレーターです。

農業高校を舞台にした大人気コミック『銀の匙 Silver Spoon』でおなじみの荒川弘先生が、本書の主人公の生き方に共感して、ステキなメッセージを寄せてくださっています。
「夢にはゴールも完成もありません」 ……なんて言うと、身も蓋もないかな?
でも、走り続けることによって、気づかぬうちにあとから来る誰かのために道を作っていたりするのです。
これは、そうやっていまも夢の中で挑戦を続けている「牛のお医者さん」のお話です。

『夢は牛のお医者さん』絵本

時田 美昭 (トキタ ヨシアキ) / 作
江頭 路子 (エガシラ ミチコ) / 絵

・判型:A4変形判
・ページ数:32頁 /4色
・定価:1,620円 (税込)
・対象年齢:小学低学年~

新潟県の山あいにある小さな小学校に3頭の子牛が“入学”してきました――。
当時、小学3年生だった少女が、牛の世話をするなかで抱いた夢・・・・・・、それは「牛のお医者さん」。
懸命に世話をした牛との別れ、家族や周囲の支えと夢への熱い思いを胸に挑んだけわしい獣医師への道。夢に向かうひとりの少女の姿を、優しい筆致のイラストで描きます。
文章は、今回絵本初挑戦の時田美昭監督。映画への熱い思いと情熱を、絵本にも全力で注いでもらいました。絵本のイラストを担当したのは、『せんそうしない』(文・たにかわしゅんたろう/講談社)、『なきごえバス』(白泉社)など、優しい色彩とやわらかな子どもの表情が人気の絵本作家、江頭路子さん。主人公ともみさんの愛らしい表情、こどもたちの子牛との交流、夢に対するひたむきな決意など、映画でも心に残るシーンが素敵なイラストで再現されています。

絵本の帯には、山田洋次監督のコメントを掲載。
絵本のダミーをご覧頂いた監督に、原作映画への讃辞を絵本で共有することをご快諾いただきました。小学校の先生や図書館関係者はもちろん、祖父母の世代まで、絶大な信頼を誇る山田監督が賞讃する映画の絵本化、ということで、幅広い世代の方に自身をもってオススメいただける作品です。

Posted by TeNYテレビ新潟