長岡でおたふくかぜ流行 | BSN NEWS
長岡市を中心に「おたふくかぜ」が大流行し、感染した子どもは去年1年間の6倍を超えています。
重症化や拡大を防ぐにはワクチン接種しかないようです。
9月6日午前、長岡市の或る小児科には首の痛みを訴える4歳の男の子が診察に訪れていました。
この医院では先週1週間で40人の子どもがおたふくかぜと診断されました。
これほどの患者数はこれまでなかったそうです。
おたふくかぜはムンプスウイルスを介し主に乳幼児から小学生がかかる感染症で、発熱や耳の下の腫れが特徴です。
長岡市では先週までに1332人の感染が確認されました。
その数は去年1年間の感染者の6倍に上っています。
こうした中、長岡市立中貫保育園では、入り口に「うがいをしましょう!」というボードが設置されています。
これまでの1日3回のうがいを4回に増やして対応していますが、90人いる園児のうち今年は20人以上がおたふく風邪にかかったそうです。おたふく風邪の予防はワクチンが有効ですが麻疹、風疹の3種混合ワクチンが1993年に中止され現在は任意接種となっています。
思春期以降にかかると不妊症にもつながる危険性があるおたふく風邪。
県内では上越や柏崎でも流行傾向で医療関係者はワクチン接種による感染拡大防止を呼びかけています。
BSN:2016年09月06日(火) 19:14
Posted by BSN NEWS