企業は最高益に安住せずさらに強さ磨け | 日本経済新聞
日本企業が効率よく利益を上げる体制を整えつつある。
強みを持つ事業や製品に経営資源を集中させることにより、売り上げが伸び悩んだり、環境が急に変わったりした場合に備える動きだ。
企業はこの流れを途切れさせることなく、事業基盤をさらに強固なものとしなければならない。
本紙集計によれば上場企業の2017年3月期は売上高が3%減る一方、純利益は11%増えて2期ぶりに過去最高となる見通しだ。
減収増益の決算が示すものは、ここ数年で日本企業が進めた事業再編や合理化の効果だ。 続きを読む