自動車ご当地ナンバープレート 長岡ナンバー地域のアンケートで花火69%

導入へ 新潟を象徴するデザイン公募 今秋に県民投票で図柄を決定 /新潟 | 毎日新聞

自動車のナンバープレートに地域の特産品や景勝地などの図柄を表示できるようになったことを受け、県も「ご当地ナンバープレート」の導入に向けた議論を進めた。トキ、コメ、雪、花火--。
新潟を連想させるモノは多々ある中、県民からデザインを公募したうえで10月にも決める予定で「新潟を象徴し、自慢できるデザインにしたい」と意気込んでいる。【柳沢亮】

(中略)

全国共通の図柄とは別に、地方でも独自の図柄を作成することが可能で、県は観光振興や地域の一体感醸成などを目的に来年10月ごろをめどに導入する方針だ。
ただ、県内には「新潟」「長岡」の2種類のナンバーがあり、県内統一の図柄にするか、両ナンバーで異なる図柄にするかも含めて検討中という。

県は3月、県民の意向を調査するため18歳以上の男女1000人にアンケートを行った。
その結果、導入賛成は47%で、反対の10%を大きく上回った。
また、「新潟にちなんだ特色ある図柄は何か」と聞いたところ(複数回答あり)、
新潟ナンバー地域では、万代橋56%▽トキ43%▽チューリップ29%--の順に多く、
長岡ナンバー地域では、花火69%▽ニシキゴイ26%▽雪25%--と両地域で明確な違いが出た。
他にも米や火炎型土器、県のキャラクターなどさまざまな意見があり、一筋縄ではいかなそうだ。

県は6月までに新潟、長岡両ナンバーで図柄を統一するか、異なる図柄にするかを決める予定で、同月下旬にも県内外からデザインの公募を始める。
その後、集まったデザインを絞ったうえで、9~10月にかけて県民投票を行い図柄を決定。
12月初旬に国土交通省へ提案する。図柄入りナンバー導入にあたっては、新たな地域名表示も追加できる。
24日に新潟市内で開かれた第1回検討委員会では、人口の多い「上越」や、観光名所のある「佐渡」を追加する場合の条件などが議論された。

(後略)

Posted by 毎日新聞 2017年5月28日 地方版