新潟県内観光意識調査2017 行ってみたい観光地 長岡花火 1位

直近5年、新潟訪れた人 首都圏32.8%、関西圏17.3%「旅行したい」7割超と落差 | 毎日新聞

県は、首都圏や関西圏在住者を対象にした県内観光意識調査を発表した。新潟に「旅行に行きたい」と答えた人は首都圏で77.4%、関西圏で70.5%とかなりの割合に上る一方で、直近5年間に「新潟を訪れた」と回答した人は首都圏で32.8%、関西圏で17.3%にとどまった。観光意欲が行動に反映されていない現状が浮き彫りになった形だ。

9月下旬、首都圏(東京都、神奈川県)と関西圏(大阪府、兵庫県)の各1,000人を対象にインターネットを通じて調査した。訪れたいエリア(複数回答可)は両圏ともに佐渡(首都圏47.8%、関西圏50.8%)▽湯沢・魚沼(同47.7%、40.1%)▽妙高・上越(同39.1%、36.6%)--が上位三つを占めた。
一方、実際に訪れたエリアは首都圏では湯沢・魚沼が47.3%でトップ。関西圏では妙高・上越が45.1%で1位だった。

訪れたい具体的な観光地では、首都圏では、長岡まつり大花火大会▽越後湯沢温泉▽佐渡金山--と続き、関西圏では越後湯沢温泉▽佐渡金山▽長岡まつり大花火大会--の順に多かった。
旅行の目的別では両圏ともに「おいしいものを食べる」が最多で首都圏が75.5%、関西圏が77.3%。両圏ともに「温泉を楽しむ」と「自然や風景を見て回る」が続いた。旅行したい季節は両圏ともに「秋」が最多だった。

県交流企画課は、新潟に興味がある人へのアプローチの仕方やPRに課題があるとして、「SNSや観光パンフレット、2019年度に予定されるデスティネーションキャンペーン(大型観光誘客事業)を活用して誘客を図りたい」としている。

また、東京都渋谷区や大阪市北区で開設している県アンテナショップについて、「訪れたことがある」は、東京が12.8%、大阪は7.0%だった。

県内で行ってみたい観光地

※アンケート調査。複数回答可

首都圏

1位:長岡まつり大花火大会
2位:越後湯沢温泉
3位:佐渡金山
4位:尾瀬国立公園
5位:苗場スキー場
6位:妙高高原温泉郷
7位:寺泊魚の市場通り
8位:月岡温泉
9位:トキの森公園
10位:弥彦神社

関西圏

1位:越後湯沢温泉
2位:佐渡金山
3位:長岡まつり大花火大会
4位:尾瀬国立公園
5位:妙高高原温泉郷
6位:月岡温泉
7位:苗場スキー場
8位:トキの森公園
9位:たらい舟
10位:星峠の棚田

Posted by 毎日新聞 2017年11月15日