バスケで長岡を活性化 「バスケを核としたまちづくり」をスタート

バスケで長岡を活性化 | 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

長岡市、アルビBBや企業と連携

男子プロバスケットボールの新リーグ「Bリーグ」が22日、開幕した。
県内からは「新潟アルビレックスBB」が長岡市を本拠地として「B1※(1部)」に参入し、同市ではアルビBBや地元企業などと連携した「バスケを核としたまちづくり」をスタートさせた。市は「バスケを通じた市の売り込みと地域活性化を図っていきたい」としている。

今月13日、長岡市はアルビBBを運営する「新潟プロバスケットボール」と、「長岡地区 NIIGATA ALBIREX バスケットボール後援会」「長岡市スポーツ協会」の3者と協定を結び、バスケの魅力発信や子供の競技力向上、バスケを通じて人が集う環境づくりなどで連携することを確認した。

市は取り組みの第1弾として、経験者だけでなく、初心者やこれまでバスケに触れる機会のなかった人たちにも魅力を知ってもらおうと、長岡版バスケガイドブック「バスケの楽しみ方」を作成した。A5判22ページ。
PG(ポイントガード)、C(センター)といった各ポジションの役目の解説やルール、バスケの国内外の歴史、長岡でのバスケの歩み、アルビBBの紹介などが記載され、楽しみ方や観戦の手引となる。
アオーレ長岡や市内の体育館、図書館などで無料配布している。

市はまた、気軽にバスケができる環境を整備して身近なスポーツとして感じてもらおうと、同市千歳の市民防災公園に「3×3(スリーバイスリー)」のコートを設置した。
4月から11月までの午前9時~午後8時に無料で利用できる。

アルビBBの選手11人が市内の子供たちとふれあい、プロ選手を身近に感じてもらう取り組みや、Bリーグの試合を観戦に訪れた市民らの飲食店での割引サービスなども実施する。

チームのホームとなるアオーレ長岡のアリーナには、国際大会基準の電光得点板や疲れにくい客席といった最新設備も導入された。
長岡市出身で主将の佐藤公威選手(32)は協定締結式のあいさつで、「良い環境があることに感謝しながら全力でプレーすることで、地元に恩返しをしたい」と意気込みを語った。

アルビBBは24、25の両日、富山市総合体育館で富山グラウジーズと対戦しシーズンの幕を開ける。
ホームでの初カードは、10月1、2の両日に行われる対サンロッカーズ渋谷戦となる。

※B1 計18チームが所属。東地区、中地区、西地区の3地区に分かれ、新潟アルビレックスBBは中地区に入る。来年5月まで1チーム60試合を戦い、各地区1、2位の6チームと、残る12チームの中での勝率上位2チームを加えた計8チームがプレーオフに進出し、リーグ王者を決定する。B2への降格もある。

2016年09月23日

Posted by 読売新聞(YOMIURI ONLINE)