萬代橋脇のやすらぎ堤 東屋を3週間占拠する女性、なぜ・・・

やすらぎ堤東屋を占拠する女性、なぜ・・・ | BSN NEWS

新潟市中心部にある市民の憩いの場にスーツケースや大きな荷物が置きっぱなしになっている・・・。
市も把握していましたが3週間たってもそのままです。

どうなっているのでしょうか。

問題のベンチは一昨年の春、萬代橋脇のやすらぎ堤に完成した東屋にあります。
2つあるベンチのうちの1つに大きな荷物が7つ置かれています。その一つはスーツケース。
3週間前からこうした状態で、初めはもっとたくさんの荷物があったそうです。

取材を続けていると、持ち主と思われる女性がいました。
どこから来た人なのか、記者が質問すると「熊本です。熊本で地震があったのと、子どもとの事情があって・・・」と答える女性。
新潟で仕事を探していて、最近はその東屋で寝泊まりしていたということです。
萬代橋脇の散歩コースの憩いの場ですが、近づく人はほとんどいません。

見かねた近所の数人が新潟市へ苦情電話をかけたそうです。
しかし、新潟市中央区役所建設課の阿部裕之課長は、市民からの苦情は把握していないとした上で、「荷物は個人の所有物。
施設管理者としては財産権の問題がありどうにもできない」と話します。

女性によりますと、新潟市に対して一時的に暮らす場所について相談したところ、市からは「シェルターに入るには就労しないことが条件」と言われたため、仕事を探していた女性はシェルター入りを諦め、仕方なく東屋で過ごしていたということです。

一方、新潟市の生活支援の担当者は、先月26日に女性から相談の電話を受けたと説明します。
中央区保護課の保田均課長は「女性にはシェルターに入るよう促したが、『行きたくない。金もある』と答えた。強制的にシェルターに入れる訳にはいかない」と話します。食い違う両者の説明・・・。

女性は18日になって市に対し、シェルターに入りたいという意志を示してきたということです。
市民の憩いの場で起きている異例の事態。
新潟市は対応に苦慮しています。

BSN:2016年10月18日(火) 19:48

Posted by BSN NEWS