細江の花火工場で爆発 従業員1人死亡、1人重傷 | 中日新聞(CHUNICHI Web)
二十七日午前九時ごろ、浜松市北区細江町中川の花火製造販売「田畑煙火」の花火工場で、「爆発があり、煙が上がっている」と付近住民から一一〇番があった。
細江署や市消防局によると、工場の作業場の一棟が爆発して全焼。
四十代の男性従業員が全身にやけどを負い死亡した。
別の五十代の男性従業員も重傷を負い、市内の病院へと搬送された。
細江署などによると、当時工場は稼働中で、爆発した作業場の両隣にあった二棟にも延焼した。
当時、敷地内にはほかに十四人の従業員がいたが、いずれも逃げて無事だという。
署は工場から半径約五百メートルの付近住民らを一時避難させ、近くの湖東公民館には十人が避難した。
市消防局によると、爆発を受けて消防車十一台が出動。約一時間四十五分後に鎮火した。
現場は、聖隷三方原病院から南西約一キロの茶畑や川に囲まれた田園地帯。
爆発音に炎、住民避難
ドカーン、ドカーン-。二十七日朝、茶畑の広がる住宅街に爆発音が響いた。浜松市北区の花火製造工場で発生した爆発事故。住民らは、突然現場から上った黒煙と炎を不安そうな表情で見守った。
約八百五十メートル北西の湖東公民館には十人が避難。
六十代主婦は発生直後に現場の様子を見に行った。
「けが人がいる」と叫ぶ声が聞こえ、屋根が抜けた建物や搬送される男性が見えた。
火薬の保管「問題なし」先月、市消防局検査
浜松市消防局は五月九日、同社に対して火薬が適切に保管されているかなどを調べる保安検査を実施、問題はなかったという。
Posted by 中日新聞(CHUNICHI Web) 2018年6月27日 夕刊