長岡花火2017 花火批評(8月2日・初日)


長岡花火2017 2017.8.2

長岡花火2017 8月2日

長岡花火2017の初日を右岸ベンチ席Fで観覧しました。
ビッグプログラムのミュージックスターマインは、毎年安定して素晴らしく、最新技術の花火を大いに堪能しました。(下記の「ビッグプログラム」に詳細)
通常プログラム全体的には、前年と似たような構成で、これまでの錦冠菊(にしきかむろぎく)が少なく趣向を凝らしてる感じや新しい事に取り組むチャレンジを感じられて、非常に良い花火大会でした。
風が殆どなく天地人花火以降の花火が煙で隠れるコンディションでしたが楽しく観覧できました。

長岡花火2017 8月3日の花火批評はこちらから、▶長岡花火2017 花火批評(8月3日・2日目)
長岡花火2017 花火批評(総評)はこちらから、▶長岡花火2017 花火批評 総評

ビッグプログラム

花火「故郷はひとつ」(マルゴー)

マルゴーさんの最新技術で色彩豊富な花火を堪能しました。
プログラムの企画・構成・花火の質はどれも素晴らしいです。
音楽を打ち消すような爆音花火が多かったのは、曲の選曲を否定するような構成で好感しました。

しかし、「天地人花火」や「この空の花」両方を1日に削ってまでこの音楽を両日使い続ける理由が全く理解できません。
「故郷はひとつ」は今年で終了か1回に減らして、新たなプログラムを作る論議の場所があっても良いのではないでしょうか。

フェニックス花火2017

昨年のフェニックス花火2016は、メリハリがある構成で終盤のサビまでの時間の使い方や盛り上げ方が良かったのですが、今年はオリンピックの五輪をイメージしている構成らしく、中盤に円い五輪色の花火を上げて音楽に調和しない構成でやや失速気味に。

全体的には素晴らしく、特に終盤の迫力は秀逸だが、終盤に入るまでの盛り上がりに欠け、昨年に比べると今一歩突き抜けられなかったのが残念です。

他では真似できないスーパーワイドに打上げる火力溢れる花火プログラムなので、この魅力を突き詰めていくしかないような気がします。
間延びするようなら5分フルバージョンに拘らなく、3分で内容が濃い構成でも良いのでは。

好みの違いもあり、フェニックス花火2016比べると若干構成に疑問もありましたが、新たな試みはフェニックス花火の素晴らしさを維持しつつもマンネリ化を防ぎ、非常に大事な事だと思います。
フェニックス花火は、今までワイド幅や打ち上げ箇所の調整、2尺玉・青い鳥の採用と構成を非常に重視しています。
これからも失敗を恐れない更なるチャレンジを期待したいです。

そろそろ1日でよいので、フェニックス花火も野村さんやマルゴーさんや県外の一流の花火師に上げてみてはどうでしょうか。

正三尺玉3連発

正三尺玉は、3発とも綺麗に開きましたが煙に隠れて残念でしたが、三尺玉ならではの花火が放たれて開くまでの緊張感や尺玉や二尺玉と比べられない爆音と振動を楽しめました。

3連発の中では2発目の千輪が一番好きですが、中央が殆ど見えなく残念な結果に。
ナイヤガラの煙の量が例年と比べて抑え気味でしたがまだ邪魔な気もします。
難しい問題ですがなんとかできないでしょうか。

人気はフェニックス花火や天地人花火に超されましたが、開くまでの観客の期待感や緊張感が入りじまった観衆全体の集中力の高さが好きです。

来年はぜひ野村さんにお願いして、「正三尺玉3連発」1発目は、「八重芯変化菊」or「三重芯変化菊」にしてみてはどうでしょうか?
1発目が「(多重芯)変化菊」、2発目が「千輪」で、3発目が「黄金すだれ」ならバランス構成も良く、見応え充分な花火になると思います。
多重芯変化菊は、二尺玉でしたら他の花火大会で打ちあがる事はありますが、正三尺玉ではまだ殆どないと思いますので話題性は充分ありますので、リスクは承知しておりますがチャレンジしてほしいです。

天地人花火

本日のベスト花火。
格調高い花火を多いに堪能しました。
構成は昨年と類似が多かったですが、花火の形の綺麗さや色の閃光や豊富なバリエーションと1発1発が非常に美しく惚れ惚れしました。
雄大で躍動感ある曲は、「多重芯変化菊」「万華鏡系」「八方咲き系」等の重厚な菊花型の割物と相性抜群です。
日本最高峰である野村花火の最新花火と匠な技術を結合したプロフラムを存分に堪能でき幸せです。

気になった事は、構成のマンネリと協賛会社が増えて火力向上(?)した故に、少し花火が重なる場面が多い様な気がして、ワイドさが足りなく勿体ない印象がありました。(長岡花火の場合はそれが良い所でもありますが)
今後も更に協賛会社が増えるようでしたら、花火幅を50~100m位広げたり、終了20秒間のみ打上げ箇所を5箇所に増やす事でプログラム全体のイメージや迫力が変わると思います。

【追記】
2017年8月26日(土) 大曲の花火2018で『「10号玉 自由玉の部 優勝」玉名:キラキラ万華鏡」』と殆ど一緒な「万華鏡」花火を天地人花火で連発していて改めて驚きました。
長岡花火に対する野村花火工業さんの意気込みの凄さを今年も大いに感じて、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年の花火も楽しみです。

米百俵花火・尺玉100連発

煙で見えにくかったですが、豊富な種類の尺玉を堪能できました。
昨年同様、開始時に多重重心等の上質花火を1発ずつゆっくり味わい深く観覧して時間の使い方も良く素晴らしかったです。
Vトラを使わない尺玉のみの構成は素朴な中に趣があり、新潟花火師さんの技術の進歩と構成力が良かったです。

最大の問題は選曲で、「故郷はひとつ」と同様に花火と音楽の相性が良くないです。
花火は素晴らしいので選曲は変えた方が良いと思います。

長岡花火2017 8月2日 ベスト3

1位:天地人花火
2位:花火「故郷はひとつ」
3位:フェニックス花火2017

総評 長岡花火2017 8月2日

長岡花火の凄さは、フェニックス花火・天地人花火・三尺玉のビッグプログラムの凄さは勿論ですが、火薬量(尺玉)の多さからなる、通常プログラムの迫力・質の高さも上げられます。
作年から特に、ビッグプログラム以外の構成にも力を入れており、花火大会全体のレベル向上している言っても良いでしょう。
後半は煙で花火が見えにくかったですが、自然には逆らえないのでご愛嬌。
明日の「長岡花火2017 2日目」も楽しみです。

長岡花火2017 8月3日の花火批評はこちらから、▶長岡花火2017 花火批評(8月3日・2日目)

今後のプログラムについて

長岡花火2017 花火批評(総評)にまとめています、▶長岡花火2017 花火批評(総評)

概要

日時

2017年8月2日(水)

観覧者

52万人(主催者発表)

観覧場所

右岸(長岡駅側)ベンチ席・F

転向

・天気:晴れ
・風:約0.5(m/s) 南西 ※風は公式発表でなく体感です