野生誕生トキ、本州に飛来 新潟・長岡で確認、3羽目
環境省は16日、佐渡島(新潟県佐渡市)の野生下で生まれた2歳の雌トキが、日本海を渡り約75キロ離れた同県長岡市に飛来したと明らかにした。野生で誕生したトキが本州で確認されるのは3羽目。
環境省によると、16日午後3時ごろ、長岡市の水田に隣接した杉林に止まる様子を市内の男性が確認した。このトキは13日、佐渡市内で目撃されていた。
環境省の広野行男首席自然保護官によると「雌は繁殖期に雄を求めて長距離を移動する習性があり、その一環ではないか」と話した。
野生下で生まれたトキの本州飛来は2014年に新潟県新発田市で、15年に石川県珠洲市で確認されている。
Posted by 産経フォト