赤川花火の破片落下、山形県が市消防本部に確認 事故の調査状況

赤川花火の破片落下、県が市消防本部に確認 鶴岡・事故の調査状況 | 山形新聞

鶴岡市で8月20日に開かれた赤川花火大会で、観客席に打ち上げ花火の破片が落下し、男性1人が頭の骨にひびが入る大けがをするなど10人程度が負傷した事故を受け、県は31日、同市消防本部の調査状況を確認していることを明らかにした。
今後、同本部と共に大会実行委員会(事務局・鶴岡青年会議所)に話を聞き、8日までに経過などを経産省に報告する。

8月31日行われた県庄内総合支庁の定例記者会見で、質問に県側が答えた。

同支庁によると、花火大会で事故が発生した場合、15日以内に市町村から県に、20日以内に県から経産省に報告する必要がある。
これに基づき、同支庁の担当者が31日に鶴岡市消防本部に当日の様子や現場の状況などの調査状況を聞いた。

花火大会を開催する際は火薬の使用量や花火の大きさなどを県に申請することになっている。
実際には県から委譲された市町村が対応しており、赤川花火大会は鶴岡市が許可した。
全国的に観客が大けがをする事故の発生は珍しく、申請通りに打ち上げが行われたのか、実行委の対応が適切だったのかなど、火薬類取締法に抵触するか否かを含め、慎重に調べるとともに、打ち上げの基準や予防策を検討していく。

2016年09月01日 8:52

Posted by 山形新聞