香川・坂出の花火工場爆発火災、影響で複数の花火大会中止 | 産経WEST
香川県坂出市の花火メーカー「平尾花火店」の工場で26日発生した火災で、県警や市消防本部などは27日、実況見分を行った。
敷地内にあった作業所や倉庫など11棟のうち、5棟延べ約120平方メートルが全焼していたという。
県警によると、敷地の中央付近にあったプレハブ2階建ての倉庫兼作業所で、1階から白い煙が出ているのを、2階にいた男性アルバイト(63)が見つけた。男性社長(59)とともに消火したが間に合わず爆発。
周辺の事務所や物置など4棟に燃え移ったとみられる。
この火災で社長は気道熱傷を負い、集中治療室で治療中という。
県警は業務上過失致傷や火薬類取締法違反の疑いもあるとみて出火原因などを詳しく調べる。
一方、同社に花火の打ち上げ業務を委託していた自治体などは27日、今夏に予定していた花火大会の中止を決めた。
坂出市は8月11日に予定していた「第52回さかいで大橋まつり」の海上花火大会を中止する。
その他の行事(4、5、6日)は予定通り行う。
三豊市豊中町で7月30日に比地大小学校で「第29回比地大花火大会」を開催する地元の実行委員会は、打ち上げ花火を中止する。
例年300~500発を打ち上げていた。
打ち上げ花火以外の各自治会子ども会の歌や踊りのスタンツなどは予定通り行う。
Posted by 産経WEST 2017.7.28 08:10