酒を通じ深まる絆 沢田知可子が驚いた“長岡式”の打ち上げ | エキサイトニュース
2004年に起きた新潟県中越地震の翌年から毎年、長岡市で復興チャリティーコンサートをやらせていただいてます。
今年8月には初めて、伝統ある大花火大会で長岡に伝わる「米百俵」の精神を表現した花火「米百俵花火・尺玉100連発」と、私が歌う「空を見上げてごらん」のコラボレーションが実現したんです。
何十万人もの観客が見守る中、壮大な尺玉の打ち上げに合わせて歌うことができるなんて、もう大感動。
紅白歌合戦に出た時以来の大きなご褒美でした。
長岡とのご縁は十数年ほど前にさかのぼります。
私の「gift」という歌が自殺防止ソングとしてJC(日本青年会議所)が主催する人間力大賞の厚生労働大臣奨励賞を受賞して、それがきっかけで全国のJCの講演に呼んでいただくようになって、長岡のJCの方たちとも縁がつながったんです。
中越地震の時には果たして自分に何ができるんだろうと悩みましたが、長岡の仲間に「歌いに来てほしい」と誘われたので、ありがたくお受けし、2カ月後の12月23日にコンサートを行いました。
「ああ、これは地球が悲鳴を上げているんだな」と、その時、自然に対する畏怖を感じました。
本番より打ち上げの方が長いのが長岡式
前置きが長くなりましたが、長岡との絆が深まったのも実はお酒のおかげなんです。
イベントよりも打ち上げの方が長いというのが長岡式で、毎年、打ち上げは、2次会、3次会、4次会と果てしがない。
私も結構好きな方だから、最後まで付き合っちゃう。
震災直後はイベントの成功に感極まって男泣きする人たちもいて、お酒を通して涙を分かち合う絆が生まれたことに感動しました。
でも、その後が大変。酔っぱらってホテルにたどり着き、化粧を落とさず、洋服を脱ぎ散らかして、翌朝の新幹線の時間まで熟睡というのがパターン。
お酒が残ったまま慌てて部屋を出るので忘れ物をしちゃう。
後でホテルから宅配便で送られてくるのですが、下着が入っていた時にはもう恥ずかしいやら情けないやら(笑い)。
日刊ゲンダイDIGITAL 2016年10月3日 09時26分 (2016年10月4日 07時00分 更新)
Posted by エキサイトニュース
米百俵花火