花火「コハクチョウ驚く」 日本野鳥の会鳥取県支部が中止要望

鳥取県湯梨浜町のはわい温泉・東郷温泉旅館組合(中島伸之組合長)が町内の浅津公園で計画している「クリスマス花火鑑賞2015」(19、20日)に対し、NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部(土居克夫支部長)が中止を要望していることが18日、分かった。天神川河口付近をねぐらとするコハクチョウに悪影響があるとしている。

花火は宿泊客らにクリスマスを楽しんでもらおうと実施しており、今年で5回目。両日とも午後8時15分からの15分間で、2日間で5号以下の尺玉500発を使用する。

同旅館組合は「天神川とは離れており、時間も花火の大きさなども配慮している。中止は考えていない」と話している。

同支部によると、天神川河口付近をねぐらにしているコハクチョウは、2日に30羽を確認。年末に近づくにつれて飛来数は増えると予測している。同支部では一昨年から花火打ち上げ日に調査しているが、コハクチョウは音と閃光(せんこう)に驚いて飛び立ったという。今年も19日に影響を調査する。

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